あけましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚誼を賜りまして、大変ありがとうございました。
おかげさまで良き新年を迎えることができました。


2018年は自身にとってもかなりの転機になった年でした。
転職で2011年3月に東京に来ました。東日本大震災の前に決まっており、働き出したのは確か3月22日。
余震に揺れながら社員研修を受け、配属先は計画停電のため通常勤務すらままなりませんでした。

正職員採用は新卒以外なく、常勤嘱託職員としての採用でしたので正職員登用の試験にも合格しなければならない中、初めての東京生活、余震も続き不安な日々でした。

試験には無事一回で合格することができ、次年度からは正職員として組織のいわゆる「現場」で2年。
その後事務方に異動となり、企画課で広報ほか、様々な経験をしました。

早い人で1年(ない人もいる)、大体3年の異動がある会社ながら、5年間企画課にいました。
会社や上司も今後のキャリアを見越してくださっていたと思います。

しかし、2018年3月末に退職することとしました。
あまりに素敵な出会いがあったんです。

各講座の企画や運営・管理をさせていただいています、私の誇る師匠・大石眞行先生です。

私は大石先生に出会って、信じられないくらいの感動を覚えました。
なんと占いに造詣が深く、真摯な占いの先生でしょうか!

深く限りない膨大な知識、分かりやすく魅力ある話術、1から10どころか、0から1000まで精査された鑑定。

「私もこれやりたい!」と強く思い、安定した「準公務員」の職を辞すことにまったくためらいはありませんでした。

一年前の私は、十二支は言えても十干すら言えないほどでした。
ですから、しっかり0から学ぶために、片手間ではなくしっかり勉強しようと考え、退職しました。

占いの研究者のみというわけでなければ、占いは自分以外の他者の鑑定が切っても切り離せません。
それは大なり小なり、人に影響を与えることです。
そんなことをいい加減にすることはできない、と思った私の決意でした。

そして、

「こんな面白いことあるのに会社員してる場合じゃない!笑 この先、どんだけシンドくても今より絶対楽しい!」

そう感じたことは間違いではありませんでした。

直属の上司は非常に合理的で論理的な人でしたので、私の性格を含めすぐに理解をいただけました。
組織のトップの方にはよく可愛がってもらっており、祖父のような、父親のような、心配もしてくださいましたが、
「あなたがずっとやりたかったことで、そんないい出会いがあったなら良かった」と応援してくださりました。
会社を辞めたあとも同僚に私のことを訊ねてくれたらしく、飲みにも行き、近況を聴いてくださったり、話してくださったりして、本当に応援してくださっているなと感じ嬉しくなりました。


安定したお金が毎月あるというのは、本当に素晴らしいです。
フリーランスになって、その有り難みをしみじみ感じています。

2018年は、ただ「大石先生の素晴らしい占いの知識と技術をみんなに知ってほしい!」という気持ちから色んな講座やイベントを行いました。
お陰様でいつもたくさんの方にお越しいただき、2018年は延べ人数としては300人を超えました。

その中で「なんと嬉しいことか!」という出会いもありましたし、「いやいや、ちょっと!泣」って言いたくなるような出来事もありました。

それでも、周りの人たちに支えてもらいながらなんとか2019年を迎えることができました。
本当にありがとうございます。

占い師として、間違いなく転機を迎えた一年でした。
ですがまだまだです。これからです。

2019年は、常に人に感謝の気持ちを還元しつつ、自分自身が楽しみ、占いを大切に、自分の知識と技術を向上させる所存です。

2019年年筮「雷天大壮 四爻変」
天(大空)に激しく鳴り響く雷のように、きっとまた楽しみが多い一年になると思っています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします!


2019年元旦 雨宮 零